Engineer Entrance Book

はじめに

このEntrance Bookは、セールスコアに興味を持ってくださったエンジニアの方に向け、会社やエンジニア組織、働き方などについて知っていただくためのものとなっています。
セールス向けの事業/プロダクトのため少し営業色が強く見える弊社ですが、代表はDeNAの開発畑出身で、本気でテックカンパニーを目指しています。ぜひ最後までご覧ください!
※かなりボリューミーな内容となっております。目次からも気になるパートを参照ください!

目次

1.SALESCOREとは

セールスコアは、全ての人が成長実感を感じ、豊かに人生を過ごせる世界を目指しています。 そのために、営業・人事・エンジニアなど様々な職種の方や、子供からシニアまで幅広い年齢層まで、横断的にプロダクト/サービスを展開していくビジョンを持っています。
そんな弊社が最初に着手した領域が「営業職」でした。 他のインダストリーと比較した際に、論理展開しやすい職種であるにも関わらず、テクノロジーの参入が遅れていたためです。
営業生産性を上げることを「可能」にするSaaSと、営業生産性を上げることを「実現」するコンサルティングサービスをセットで提供することで、OSとして組織文化醸成支援をしています。

2.プロダクト

2-1.現在提供しているスコープ

生産性が上がり続ける組織をつくることは4つのSTEPで成り立ちますが、その推進には様々な課題が存在します。SaaSプロダクトの役割としては、基本的にこの課題解決を目的としたサービス展開をしています。

2-2.現在提供しているプロダクト

現在は以下2プロダクトを提供しています。共にBtoBサービスですがtoCライクなUIであることが特徴で、毎日使っていただけるようなUX思想で開発をしています。
入力時間を最大1/10にできるアプリです。Salesforceに代表される各種SFAの煩雑なUIを1ページ化し、スプレッドシートのような使用感でSFAの更新まで可能にしています。 一括入力機能で、複数オブジェクトを跨いだ入力コストを削減でき、クライアントが本質的な業務に割く時間を創出します。
営業課題を一目で表現するアプリです。 各種SFAやMS/Googleサービスなどの情報を集約・一斉処理し、メンバーの進捗をリアルタイムで閲覧可能に。 高速演算処理によるダッシュボードやクロス集計機能も充実しており、一目で営業課題を特定し、改善アクションを特定できます。
大手を中心にサービスロンチ以降確実にクライアント数を増やし、着実に成長しています。

2-3.今後提供したいプロダクト

コンパウンド戦略のプロダクト思想で、年3~5プロダクト程度のロンチを構想しています。 営業における一連のプロセスにおいてイシュー単位で派生させていくものと、既存プロダクトの使い方の部分から派生させていくものがあると考えています。
開発ロードマップとしては、既存プロダクトの改善も行いながらも、目下はLLMを活用したプロダクト開発をASAPで進めていく予定です。
既存のSFAからだけでなく、メールや商談動画・電話録音などからとれる現在全く活用されていないデータ、また既存プロダクトやコンサルティングの実績から蓄積された多くの独自データを活用し、現在独自DBの構築にチャレンジしています。
こちらを活用しながら、各営業1人1人に対する具体的な課題を可視化し、何を改善すると成果が出るのかを示唆。またその改善のための模範的な先輩社員の動画視聴や、AIを活用した当該顧客特性を取り入れた仮想クライアントとの商談ロープレ、当該クライアントへの適切なアプローチメールや送付時間の提案など、イネーブルメントを後押しするプロダクト開発を多数予定しています。

2.開発組織について

2-1.チーム体制

2025.2月現在のチーム体制は上記となっております。
大きくは企画と開発に分かれており、双方をCEOが管掌しています。 エンジニアチームは、既存と新規の事業単位でチームを分ける体制をとっています。
既存チームは全員がフルスタックのため、現在はエピック単位でプロジェクトが割り振られる形で、機能やイシュー単位でチーム分けはされていません。 ただ今後は、既存プロダクトの機能開発や速度改善を行うチームと、ELT開発や負債解消を担うチームに分けていくイメージを持っています。
新規プロダクトはLMMに寄るため、CEOやPMM/PdMと連動しながら、プロダクト単位で小規模なチームを複数つくり、数ヶ月に1プロダクトを連続的にリリースするようなアジャイルな体制をイメージしています。当面の求人は、こちらの人員を見込んだ採用となります。

2-2.開発プロセス

  • 基本的にはプロジェクト形式で開発を進めています。
    • プロダクトとして叶えたいこと、もしくは解決したい課題に対して都度エンジニアがアサインされ、そのプロジェクトを推進していく形です。
      • プロジェクト例
        • PMMが定義した新規機能の要求を要件に落とし、プロトタイプを実装する
        • 処理件数増加にDBが耐えれないため、リファクタリングでの解決を試みる
        • 不要となったxx機能のコード削除や既存ページのタイトル部分UIスタイル改修
    • 1週間のスプリントで、velocityを管理しているため基本的にはスクラム開発と言えるフレームで進めています。ただし大きな開発になると長期的なウォーターフォール要素もある設計をすることもありますので、厳密にスクラム開発というわけではなく、都度最適な開発手法を検討して進めています。
    • スクラム開発を基本としていますが、現在はバックログMTGがありません。流れとしては、イシューをCEOとPdMが並べ検討し、エンジニアはプランニングからジョインします。プランニングは一部に偏るのではなく、現在は全員参加で実施しています。 またリファインメントはプランニングに組み込む形で運営しています。
 
  • 開発の大まかな流れ
    • 中長期的な開発ロードマップは、CEOやPdMを中心に作成しています。
    • ロードマップから開発チケット(背景や要件、デザインなどを記載)へ落とし込み、それぞれのチケットに対してプランニングでアサインを決定して進めています。まだ大きな組織ではないので、堅く決めるというより、落ちたボールを積極的に拾った結果がアサインになっていることも事実上多いです。
    • 1つのチケットを担当するエンジニアは、規模にもよりますが1-2名です。
    • 設計・実装・テスト・リリースが完了したら、新たに別チケットの開発へと移ります。
    •  
  • 各開発チケット(プロジェクト)の進め方
    • 設計
      • 大きな機能開発の場合は相談会を積極的に実施しており、有志エンジニアで適時集まり相互にレビューしながら設計を進めます。
      • 一般的な場合は実装担当者が責任を持って進め、MR/PRの際にレビューを入れる形にしています。
    • 実装
      • ある程度の粒度でPRを区切り、各PRが approve された時点で main ブランチにマージします。
      • 機能単位のブランチを切り、そこに対してある程度の粒度で区切ったPRをマージしていくことが多いです。
      • 実装中の不明点は、Slack の huddle などで他メンバーへ随時相談するなどして解消しています。
    • テスト
      • ブランチ単位で変更をデプロイできる環境があり、その環境下で外注先のQA担当者の方がテストを行ないます。テストはまだ自動化が追いついておらず、シナリオで行なっているケースがほとんどです。テスト結果に問題があれば改修を行い、問題がなければ外注先の方がMRをApproveし、mainブランチへマージされます。
      • ユニットテストのようなコードベースのテストは社内で書いています。
    • リリース
      • 基本的には main ブランチへのPRマージの度にリリースをします(1日平均3-5回)。
      • リリース対象は、変更のあったブランチのみです。単一の機能単位でリリースをしています。
      • 緊急性を要するもの以外は、顧客の恒常的なMTG時間と重複する17時以降は避けています。

2-3.開発環境

以下のような利点を重視し、フロントエンド/バックエンド共にTypeScriptを採用しています。
  • 言語を統一することでシームレスな開発体験が実現できる
  • フロントエンドとバックエンドで型定義を共有できる
  • 共通の関数や定数などをプロダクト内で使いまわせる
  • 言語自体の学習コストを削減できる
  • 開発速度を最大化できる
全員がフルスタックエンジニアとしてアジャイルに開発できる環境を目指していますが、最初はどちらかに強みがある形でも問題ありません。
また今後既存プロダクトに関しては、速度よりも機能性や堅牢性の重要度が上がるため、場合によりバックエンドとフロントエンドで最適な形に変更することも視野に入れています。

3.解くべき課題と魅力

3-1.解くべき課題

これまでアウトプット重視で開発をしてきましたが、エンタープライズ領域のクライアントも増える中で、アウトカムの最大化が求められています。
また逆に、新規開発領域では小さく早く市場にLLMプロダクトを出し続けることで、事業開発を推進したい狙いがあります。
カジュアル面談や面接の場でしっかりお伝えさせてください!

3-2.エンジニアリングの魅力

  • 自分たちが作っているものが顧客の事業成長につながっていることを実感できる  - 成果数字が見えやすいサービスであるため、成果実感しやすい構造である  - ご利用企業様の成果が共有されるSlackチャンネルがあり、都度情報が共有されている  - 特筆すべきお客様の成果については全社会議で共有されている
  • 技術的に難易度の高いものをつくっていることへの満足感を味わえる  - 大規模連携・処理・演算・表示と高い技術力を要するプロダクトである  - 各種ドキュメントやメール、音声データなど今後活用可能なデータが多く、技術力で顧課題にイノベーションを起こせる可能性が高い  - 技術スタックがモダンであり、新しいアプローチから世の中の課題を解く機会を得ることができる
  • LLMなどの新しい切り口のサービスや機能をスピード感を持って市場にアウトプットできる  - 一定規模の組織だとAIエディタ導入だけでも多くの時間を要する中で、社長直下で小さくアジャイルに開発を進めるため、即断即決で進むことができる  - コンサルサービスがクライアントの深い部分にまで入り込んでいるため、未開発プロダクトでも「積極的にPoCに協力する」「リリースされたら使う」という進み方が多く、「作ったものの売れない使われない」が起きない
  • 技術的に難易度の高いものをつくっているため、壁にぶつかることも多いが、みんなで解決策を話し合う文化が醸成され、チームの結束が固い(環境で開発することができる)

4.働き方

就業時間・フレックスタイム制(コアタイム:13:00~17:00)
就業場所・渋谷区渋谷2-12-19東建インターナショナルビル本館3階 及び 自宅
出社/リモート・週1日出社、その他ハイブリッド勤務
休日休暇・年間 120日(完全週休2日、祝日)
有給休暇・入社直後 5日付与、入社半年後 5日付与
貸与PC・MacBookPro / 14インチ / M3 Pro / SSD 1TB / RAM 36GB
開発支援・書籍購入補助、資格取得補助
服装/髪型・自由
副業・可能
休日にFesやBBQに行ったり、みんなでランチしたり、仕事終わりにボードゲームをしたり、そんな距離感の社風です。外部イベントは職種関わらず全員で作り上げ、お祝い事は全員で祝います。「組織もプロダクト」として社員全員で会社を創り上げる風土です。

5.メンバー

6.アウトプット

 
開発メンバーを中心にアウトプットしていきたいと思っているテックブログです。一緒にこちらを増やしていきましょう!
 
 
入社エントリーやイベントレポートなど、セールスコアの社風や社員のリアルを確認できます。

7.選考について

一次面談候補者の方と弊社、双方の思考や希望をすり合わせる、いわゆるカジュアル面談です。 弊社よりSALESCOREや開発チームの特徴についてご説明させていただきますので、ぜひご自身に合うかご判断ください。 また弊社からもご希望やご思考をお伺いさせてください。価値観が合うかどうか、やりたいことがSALESCOREでご提供できるか等を、率直にお伝えさせていただきます。
二次面接主にスキル確認を中心とした一次面接になります。 ホワイトボードコーディングを実施し、スキル感を擦り合わさせてください。 リードエンジニアやEM以上の方に関しては、双方でコミュニケーションをとる中でマッチ度をお互い確認しましょう。
最終面接代表との面接です。 これまでの選考の結果を踏まえた上で、代表とぜひ長期的なビジョンのすり合わせを行なってください。
リファレンスチェック一定のレイヤー以上の場合は、過去一緒に働いた方にご連絡させていただき、リファレンスチェックをさせていただきます。

8.よくある質問

オンラインでの選考は可能ですか?
可能です。カジュアル面談やその後の面接は、原則オンラインで実施しております。 ただし、最終選考は対面を推奨をしておりますのでご了承ください。
ホワイトボードコーディングとは何ですか?
エンジニアリングに関する知識や、一部コーディングスキルを図るテストになります。 コーディングに関してはAIなどを活用しながらご回答いただいて構いません。
選考期間はどれくらいかかりますか?
候補者様のスケジュールにもよりますが、2週間〜1ヶ月程度での選考を想定しております。
すぐに転職を考えているわけではないですが、カジュアル面談は可能ですか?
もちろん可能です。まずは当社を知っていただき、ゆくゆくのご入社を選択肢に入れていただきたいと考えております。(一年以上の期間を経て入社したメンバーもいます。) ただし、ポジション有無や採用状況によってはカジュアル面談をご案内できない場合もございますことをご了承ください。
土日や深夜のシフト勤務はありますか?
現状、シフト勤務はありません。 ただし、24時間365日利用できるサービスのため、メンテナンス対応や緊急障害対応、ユーザーへの緊急対応が発生する可能性がございます。

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